実録 小山田いくの世界
Page.04 幽霊通学路
    

トップページ実録 小山田いくの世界 > 幽霊通学路

 

幽霊通学路

 「すくらっぷ・ブック」第16話「ハイウェイ・ヒプノーシス」では、「幽霊通学路」の話を扱っています。
 同話では、芦ノ原中学校周辺に、橋や墓地等が登場します。
 芦原中学校周辺にも、橋や墓地がありました。
 すべてが作品と一致している訳ではありませんが、芦原中学校周辺には、「すくらっぷ・ブック」第16話を描く際に参考、もしくは意識したと考えられるものが、多く存在します。


 

略図

地図:芦ノ原中学校付近略図 芦ノ原中学校付近略図

 「すくらっぷ・ブック」第16話に登場する略図(S3/P9)を再構成したものが、左の略図です。
地図:芦原中学校付近略図 芦原中学校付近略図

 上の略図を基準にして、芦原中学校周辺を略図にしたものです。


芦原中学校付近にある橋 その1

写真:芦原中学校付近にある橋

 「すくらっぷ・ブック」では、芦ノ原中学校前に、「きねがわ橋」という橋が登場します。
 この橋の初出は、「すくらっぷ・ブック」第10話(S2/P64)で、その他にも、(S2/P65・P66・P67),(S3/P10・P22・P164),(S4/P21・P48・P49・P84),(S5/P167・P168),(S6/P167)等で、学校前の橋が登場します。
 芦原中学校の前ではありませんが、学校から小諸駅方面に向かう道の途中に、橋が架かっていました。
 この橋が架かっている道は、元々、布引電気鉄道という鉄道の路線跡で、梅林道路と呼ばれています。昭和44年(1969年)に芦原中学校の通学路として認められた道です。
 余談ですが、鉄道橋として使われていた頃の名称は、栃木川橋梁でした。


芦原中学校付近にある橋 その2

写真:芦原中学校付近にある橋

 「すくらっぷ・ブック」では、石製と思われる描写ですが、実際の橋は鉄製で、撮影時には塗装が、剥げかけた状態でした。


7基の石塔

写真:7基の石塔

 「すくらっぷ・ブック」第16話(S3/P9・P11)には、六地蔵(下記参照)が登場します。
 芦原中学校方面から、上記の橋を渡ると、左手に7基の石塔がありました。周囲に説明板等がないため、この石塔の詳細は不明です。
 六地蔵は、同話の他、「すくらっぷ・ブック」第85話(S10/P33・P36〜P39・P42)にも登場します。


林の中

写真:林の中

 「すくらっぷ・ブック」第16話で、秀やんが幽霊を見た場所は、林の中になっています。(S3/P9の略図)
 7基の石塔から、南西方向に伸びる道は、雑木林の中を抜けていく形になっていました。


墓地

写真:墓地

 「すくらっぷ・ブック」第16話では、「幽霊通学路」内に墓地があります。(S3/P9の略図・P14・P16)
 7基の石塔から南西方向に伸びる道の途中、左右に墓地を確認する事が出来ました。
 この他にも、この付近には墓地が点在しています。


林と墓地

写真:林と墓地

 「すくらっぷ・ブック」第16話では、林と墓地とは道を隔てた場所にあります。(S3/P9の略図)
 実際には、林と墓地とが隣接している場所もありました。上の写真で、白枠に囲まれた部分に墓地が写っています。


諏訪神社

写真:諏訪神社

 「すくらっぷ・ブック」第16話では、地蔵堂が登場します。(S3/P9の略図・P12)
 墓地の近くには、地蔵堂ではなく、諏訪神社がありました。


参考:六地蔵 その1

写真:六地蔵の案内(布引観音)

 写真を撮影した当時、小諸には六地蔵が2箇所ありました。ひとつは、「牛に引かれて善光寺参り」で有名な布引観音(釈尊寺)内にあり、もうひとつは、JR小海線の東小諸駅に近い、小原という場所にあります。
 写真は、布引観音にある六地蔵の説明板です。


参考:六地蔵 その2

写真:布引観音の六地蔵

 写真は、布引観音にある六地蔵です。8体の石像がありますが、右側から数えた6体が六地蔵になります。


参考:六地蔵 その3

写真:小原の六地蔵

 写真は、JR小海線の東小諸駅から徒歩5分程の場所にある、小原の六地蔵(六道の地蔵さま)です。
 この六地蔵には、「六道の地蔵さま」という民話も残されています。
 「ある時、この付近で、ある息子が山賊に襲われましたが、普段から親思いの心優しい孝行息子であったので、地蔵尊が身代わりになり、山賊の刃を受け、その息子は九死に一生を得ました。この時、山賊から受けた刀傷は、現在も、その肩に残っています。」

 

ボタン前のページに戻ります。  【学校】

ボタン次のページに進みます。  【平林・丸山】

ボタンこのページの先頭に戻ります。

ボタン【実録 小山田いくの世界】:目次に戻ります。

ボタン【橋沢高広の書斎】のトップページに戻ります。

 
(C) Copyright Hashizawa Takahiro All Rights Reserved.



inserted by FC2 system